ある日、急に冷たいモノ、熱いモノでズキっと痛む。気が付いたら歯がズキズキ痛む。
そんな経験をお持ちではないですか?このような歯の痛みの原因は、主に虫歯の進行からきている場合が多いです。
虫歯は放っておいても自然に治ることはありません。
痛みを極力抑えた3つの工夫
患者さんが歯科治療でよくご心配になる項目の一つに痛みがあります。虫歯を放置する原因の一つが痛みが苦手という方も一定数いらっしゃると思います。
当院では極力痛みを抑えるため、主に以下の3つの工夫をしております。
- 表面麻酔…歯ぐきの表面にジェル状の麻酔液を塗り、針の刺激を和らげます。
- 浸潤麻酔…一般歯科治療でも使われる局所的な麻酔です。
- 伝達麻酔…アゴの神経に直接届かせる方法で、広範囲にわたり麻酔が効きます。
▲表面麻酔
▲33G(ゲージ)の極細針
▲自動麻酔注射器
さらに麻酔針は極力細い33G(ゲージ)の数値の針を使用し、一定の圧力と速さで麻酔液を注入する自動麻酔注射器を使用し、麻酔時の痛みも軽減する工夫をしております。
虫歯の正体
虫歯は英語で「cries(カリエス)」と言います。「C」と省略して書きます。
患者様の虫歯の進行度合いで「C0」「C1」「C2」「C3」「C4」の5段階に分類されます。
虫歯は、何が悪さをしているの?
虫歯は、「ミュータンス菌」という細菌が活発に働くことにより進行します。ミュータンス菌が活発に働くことで、歯垢を作ります。歯の磨き残しから、ミュータンス菌によって作られる歯垢。この歯垢が酸を放出します。放出された酸が健康な歯を溶かし、虫歯にするのです。
ミュータンス菌をより活発に働かせてしまう要因は「砂糖」です。口の中の砂糖量とミュータンス菌の働きには正の相関があります。「虫歯になるから、チョコレートやキャラメルは控えなさい!」と誰もが幼い頃、よく言われたことでしょう。砂糖を控えた方が良い理由は、ミュータンス菌を活発化させない為なのです。
たまに、口腔内に全くミュータンス菌がいない方もいます。多くの場合、乳幼児期に母親または近しい方からミュータンス菌に感染してしまっています。しかし乳幼児期にミュータンス菌に感染しなかったケースです。
こういった方は、歯磨きを怠っても虫歯になりにくいと言われています。
虫歯の進行度合いとその治療
前述の通り、虫歯は進行度合いで「C0」「C1」「C2」「C3」「C4」の5段階に分類されます。
C0
歯の表面が僅かに溶けた状態です。まだ痛みなどはありません。
ごくごく初期の場合、歯磨きを徹底したり、キシリトールで歯の再石灰化を促すことで治る場合もあります。
C1
歯の表面(エナメル質)が溶けて、穴が空いた状態です。まだ痛みなどはありません。
初期の虫歯で、放置してしまうと殆どが進行してしまいます。
削って詰める治療が必要となります。表面なので、麻酔は不要でしょう。
C2
歯のエナメル質を突破し、象牙質まで虫歯になってしまった状態です。
神経や血管にまでは達していません。ズキズキとするような痛みはないですが、場合により熱いモノや冷たいモノがしみることがあります。
削る量が増え、型を取って詰め物をします。
C3
かなり進行した虫歯です。歯髄まで虫歯が達しており、痛みが増してきます。いずれ激痛になるケースもあります。
抜髄(神経を取る)処置が必要となり、歯の根っこ部分の清掃をします。
C4
歯は殆ど残っていません。歯の根が膿んでしまっているケースもあります。
歯の神経は壊死しているので、痛みなどは軽くなっています。
放置しておくと、虫歯菌が血流に乗り全身へ回ってしまうことも有り得ます。心臓病や腎臓病のモトになってしまうケースもあります。
詰め物の色は銀?それとも白?
虫歯になってしまった場合、無事治療が終わっても、歯が銀歯まみれだと気になるものです。日本は虫歯になると削ってから銀歯を被せる処置が一般的です。
しかし、可能ならば、元々の白い歯に似せた詰め物を選びたいといったところでしょうか。口を開けた時に白い健康な歯で在りたいと思うことは当然なことです。
当院では虫歯がごく初期の小さな段階であれば、保険適応のCR(コンポジットレジン)も採用しております。CR(コンポジットレジン)は白い詰め物で、仕上がりも自前の歯とそこまで差異が出ずにナチュラルです。
虫歯の部位にもよりますが、歯の体積が3分の1くらいまで残っていればCR(コンポジットレジン)の適応の可否は相談可能です。
まずはお電話を
当院は、アクセス、立地共に便利な府中駅前です。万が一の急な痛み、急患も随時受け入れ可能です。
しかし電話連絡を1本入れて頂いてからのご来院が、より確実にお待たせ時間もなるべく短く対応して参ります。
[月・金]9:30-13時 / 14-19時 [火・木]9:30-13時 / 14-20時
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